▼ 茶道道具釜
茶道における釜は、「体の道具」と呼ばれています。
釜は、点前の間ずっと同じ位置で、茶道の道具の中でも中心的な役割といえます。
それに対して、点前の間中、位置をかえる道具のことを「用(ゆう)の道具」と呼びます。
茶会の案内状には「在釜」と書かれることから、釜が茶道具の中でとても重要な役割を果たしていることがわかります。
茶道の釜が作られるようになったのは、室町期以後のことです。
建仁年間に茶の十徳を鋳込んだ湯釜が、明恵上人に好まれたという事から、本格的に茶道のための釜が作られるようになったそうです。
はじめて釜を鋳造したのは、九州筑前の遠賀川流域に住む芦屋の釜師だったそうです。
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4つの有名な釜としては、芦屋釜、天明釜、京釜、関東釜があげられます。
また、釜はただ単にお湯を湧かすための道具ではなく、美術品としても鑑賞されています。
釜のすばらしいところは、造形美や意匠、金肌、地紋、文様。
そしてなんといっても湯を沸かすときの音が、とてもすてきです。
ご自身の耳ですてきな音色を確かめてくださいね。
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▼ 茶道道具ふくさ
「ふくさ」とは、漢字では「袱紗」「服紗」「帛紗」などと書いたりします。
辞書を引いてみると、
一枚物または表裏二枚合わせの方形の絹布。
進物の上にかけたり物を包んだりする。
茶の湯で、道具をぬぐったり盆・茶托の代用として器物の下に敷いたりする絹布。
などと書いてありました。
ふくさは流派によって、正式な色柄が違っています。
裏千家の場合、男性は紫、女性は朱色の無地が本式だそうです。
流派によっては、ふくさを使わない流派もあります。
また「古袱紗(こぶくさ)」という「ふくさ」の半分から四半分ほどの大きさの絹布もあります。
こぶくさは基本的に、好きな色や柄のものを使ってよいそうです。
いろいろな場面で古袱紗は使えまるでしょう。
さて、ふくさのお値段ですが、3000円~5000円あたりが相場です。
▼ 茶道のお菓子
何をおいても楽しみなのは、やっぱりお茶とお菓子ですよね。
茶菓子には、日本独自の四季を思わせるものがたくさんあります。
味わいも豊かで、お茶の美味しさを一層引き立てるものと言われています。
茶道では、もてなす側が茶菓子を手作りするのが、正しい姿です。
現実問題では、手作りするというのは難しいので、お菓子屋さんで購入する方法ももちろんあります。
お稽古や、お茶会でも同じことがいえます。
茶菓子は、風味に重点を置いたものと言われています。
原材料の新鮮さが重要になってきますね。
茶菓子の特別な決まりごとは特にはありません。
ですが、条件をあげるなら、香りがある場合は、強すぎず、ほのかな香りの菓子、食べ口の問題で、舌の上で溶ける感触のある菓子、美味しそうに見える色と形、季節感を感じる菓子などです。
これらを頭においておくと、お菓子を選びも迷いませんね。
材料は和に関する天然原材料が中心になるので、洋菓子のようなバターやチーズ、油を使ったものは茶菓子にはふさわしくないでしょう。